2017年10月2日月曜日

ご報告 ~熊本復興 講演~

先日、熊本県の城下町である新町・古町で、町家の保存方法と、まちづくりの講演をさせていただきました。
昨年の2016年4月14日に発災した「熊本地震」により、新町・古町の古い町家は大きな被害を受け、全壊半壊したようです。
壊れてしまった町家を解体撤去する為に、行政が補助金を出したことで、一気に古い町家は取り壊されてしまい、新町・古町には昔の雰囲気ある街並みが守れなくなったとのことです。
そこで、地元の方たちが集まり「くまもと新町古町復興プロジェクト」を立ち上げられました。
地道な活動を通じて、町家保存の相談や、活動メンバーも増え、あとは実行に移す段階にようやく辿り着かれました。
その中で、少しでも京都で町家保存の経験をさせていただいた内容をお伝えできればと思い、講演をさせて頂きましたが、40名以上の多くの方が、真剣に質問される様子をみて、我々も学ばせていただくことが多くありました。


自分たちの住んでいる町に誇りをもち、未来に向けて『つなぐ』気持ちをもつことが、画一的な町並みから脱却し、その土地特有の町並みを創りだせるのだと改めて、感じました。


少しづつですが、100年後を見据えたまちづくりのお手伝いが出来るよう、我々も関わらせていただけるよう邁進したいと思います。




 修復工事中の熊本城

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